
新日警備保障メディカル事業部のご紹介
1.沿革
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伊奈寿事務所 |
新日警備保障メディカル事業部は、志木市に本社を置く(株)新日警備保障のメディカル事業を担当する部署として、川越事業所を拠点に1996年3月に誕生しました。 当初は、埼玉県日高市にある埼玉県赤十字血液センター様の献血移動バスや、県内各地の献血ルームからの原料血液の搬送を専門に担当していました。 その後、クライアント様の民間への一部事業委託方針の下、血液センター内の血液製剤製造部門や供給部門、献血推進部門にも人材を派遣して事業の幅を徐々に拡大してきました。 2015年4月、クライアント様の埼玉県赤十字血液センターの拠点が、さいたま市見沼区に移転したことに伴い、新日メディカル事業部伊奈寿事務所を新たに設け、 現在は本社及び川越市の川越事業所、日高市の高萩ステーションと合わせて4ケ所の拠点を軸に全県下で事業を展開しています。
2.理念・方針
本社の理念である「警備を通じて社会安全に貢献する」ことや、「規律、誠意、責任、勇気、敏速」の五大精神の下、メディカル部門を担当する者としてドライバーや派遣スタッフには、 特に次の理念・方針を強調しています。
・何よりも安全を最優先し |
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・迅速で丁寧な荷扱いを徹底し | |||||||||
・清潔な身なりで | |||||||||
・気持ち良い表情と態度であいさつし | |||||||||
・丁寧な言葉遣いと気配り | |||||||||
顧客満足 |
で接することにより「顧客満足」を増幅できるセールスドライバー・派遣スタッフに一人一人がなること。 メディカル事業部は、この方針の下に日々の業務に邁進しています。
3.各事業部門の紹介
現在、メディカル事業部門は事業拡張に伴い次の3部門の事業を展開しています。
@一般貨物運送事業部門
A軽貨物運送事業部門
B人材派遣・請負事業部門
1.一般貨物運送事業部門の紹介
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一般貨物車両駐車場 |
現在、一般貨物車両は予備車を含めて毎日5台で稼働しています。5台の中、3台は最新の温度管理装置を備えた保冷車です。
温度管理が必要な物資の輸送(例えば生鮮食料品や血液など)には、細心の温度管理が必要ですが、弊社のメディカル部門では冷凍庫温度監視機器を設置して、
庫内の設定温度が常に適正に保たれるよう自動的にチェック・補正できるシステムを導入して運行しています。これにより、20℃±5℃など、特殊な恒温温度設定が可能になります。
また、毎日の温度の変化をコンピューターに記録し、万が一の温度異常が起きた場合の原因究明に備えています。
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冷凍庫温度監視機器 | |||
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庫内・運転席室温監視機器 |
・定期的なバリデーションの実施 |
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保冷車での運送にとって、温度管理は生命線の一つといっても過言ではありません。 そのため、弊社では温度管理を確実なものとするため、バリデーション(適格性確認)を年2回定期的に行っています。 この作業によって、一年間を通して安定的な庫内温度で保冷運送を実現し、クライアント様の要請に確実に応えられるよう管理体制を整えています。 |
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・定期的なキャリブレーションの実施 |
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保冷運送には正確な温度計の管理が重要なのは言うまでもありません。 そのため、弊社では年1回専門業者に全車両の温度測定装置についてキャリブレーション(校正・調整)を依頼し、正確な温度管理の実現に努めています。 |
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・ドライブレコーダーの活用による安全運転教育の実施 |
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弊社では不定期・無作為にドライブレコーダーの映像を担当者がチェックすることで、各ドライバーのスピードやブレーキの頻度、 車間距離など、自分ではなかなか気づくことができない自分の運転特性に気付かせ、自分自身の長所と短所を知って、危険運転につながる癖を ドライバー自身で直すよう指導しています。このシステムによって運転の安全性を一層高めるよう努力しています。 |
2.軽貨物運送事業部門の紹介
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軽貨物車両駐車場(伊奈町 小室) |
軽貨物車両は、予備車を含めて伊奈、日高、熊谷の3拠点を中心に、毎日32台で稼働しています。
現在、さいたま市見沼区にある埼玉県赤十字血液センター様の献血移動バスや県内各地の献血ルームから、東松山市にある日本赤十字社関東甲信越ブロック血液センター埼玉製造所まで、
原料血液を搬送する業務を1日2〜4往復運行しています。
そのため、1日の一般貨物車両と軽貨物車両の総走行距離は4,300km程になります。
メディカル事業部門のモットーはどんな場合でも安全最優先ですので、ドライバーの出庫時・帰庫時の点呼はもちろん、出発後も、
1日3〜4回の連絡体制をとり、常にドライバーの健康状態や運行状況の把握に努めています。
万が一の事故や故障で運行が難しくなっても、即座に代替車両を運行させ、クライアント様に安心と安全を確実にお届けするためです。
また、車両管理に関しては、日常点検や3ケ月、6ケ月、1年の定期点検はもちろん、積雪時や強風下の高速道路での安定走行に適している4WD車両をそろえるなど、
気象条件の悪化に伴う運行のリスクを出来るだけ低減できるよう体制を整えています。
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軽貨物車両駐車場 (日高市 高萩ステーション) |
軽貨物車両駐車場 (熊谷市 上奈良) |
3.人材派遣・請負事業部門の紹介
(株)新日警備保障メディカル事業部では、人材派遣業の認可を、クライアント様の民間への一部事業委託方針に伴い、1997年5月に取得しました。
現在、本社を拠点に、総勢約50名規模の人材を、埼玉県赤十字血液センターの各部門をはじめとして、日本赤十字社関東甲信越ブロック血液センター、
東京都赤十字血液センター、千葉県赤十字血液センターに派遣しています。
中でも、埼玉県赤十字血液センターへは血液製剤の供給部門に約30名、献血推進部門に約10名規模の人材を派遣しています。派遣先の供給部門では、
医療機関からの発注に応じて、埼玉センター・日高事業所・熊谷出張所の3施設より、緊急車両を使って県内約500の医療機関へ、輸血に必要な血液製剤を
1年365日休みなく24時間体制で供給する業務を担っています。
また、献血推進部門では、移動採血バスの運転もしくは同行し、献血者受付業務、献血者接遇業務、献血会場での呼びかけや広報車での広報業務などの、
献血会場における献血推進業務を担っています。
その他、日本赤十字社関東甲信越ブロック血液センター埼玉製造所の物流管理部門において、10名規模で請負事業を展開しているとともに、 製剤部門で約20名規模で血液製剤製造補助業務を行っています。今後も様々なスキルをもった人材の発掘と育成に努め、メディカル事業だけでなく、 それに関連する様々な業種・業界の人材ニーズに応えて参る所存です。 |
4.安全への取り組み
メディカル事業部の最優先事項は、何と言っても安全です。この安全目標の中には、運送事業上の安全はもちろん、事業を担うスタッフ・ラインの労働安全衛生法上の安全も含みます。 これらの目標を達成するため、メディカル事業部として以下のような安全対策を実施しています。
@ | 安全大会の開催(年1回以上、不定期) | |
A | 安全衛生会議・グループ別ミーティング(随時、不定期) | |
B | ドライブレコーダー全車装備(事故時の状況確認のため) | |
C | 全車4WD車の導入(雪路、悪路の安定走行のため) | |
D | 定期的安全教育の実施(安全意識の高揚のため) | |
E | ヒヤリハット事例研究とその対策(リスクアセスメントと重大事故の未然防止のため) | |
F | 乗務員の定期的健康診断(ドライバーの走行時の疾病による事故防止のため) | |
G | ストレスチェックの年1回実施(過労死防止、風通しの良い職場づくりのため) | |
H | 毎月のスローガンを決め、安全意識の高揚を図る(社内の結束と安全意識高揚のため) | |
I | 3ケ月、6ケ月、1年毎の定期点検の実施(車両の安全確保のため) | |
J | 標準作業手順書(マニュアル)の整備(作業時の効率化と作業ミス防止のため) | |
K | 緊急時(故障・事故・大雪・地震 etc.)対応マニュアルの作成と講習会の実施(随時) | |
L | 掲示板の既読チェック表により、広報・注意喚起・ヒヤリハット情報の周知徹底を図る(情報の伝達漏れを防ぐため) |
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2015年度の安全大会の会場風景 |
5.献血サポーターとしての歩み
弊社のメディカル事業部は、設立当初から、埼玉県赤十字血液センターの献血業務の一翼を担う業者として、
埼玉県赤十字血液センター様より定期的に血液輸送業務についての教育講習を受けてきました。
その講習を受ける中で、献血の重要性を今まで以上に理解するようになり、希望する社員には献血ドナーとして
積極的に献血に協力するよう呼びかけてきました。
献血希望者は、弊社のメディカル事業部が設立した1996年当初はあまり多くはありませんでしたが、
今では年2回行われるさいたま市内にある埼玉県赤十字血液センターと、東松山市内にある日本赤十字社関東甲信越
ブロック血液センターでの母体献血に、毎回20名程の社員が積極的に献血に協力するようになりました。
その結果、2018年度までの累計では約160名が献血に協力しています。
また、微力ながら新規の献血希望者への呼びかけや、献血会場の案内ポスターの掲示などにも、積極的に協力するようにしています。
これからも、献血の重要性を誰より理解する立場にある献血サポーターとして、献血を必要とする患者さんがいる限り、
出来る範囲で献血に協力していきたいと考えています。
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2016年度の埼玉県赤十字血液 |
軽貨物車両の献血サポーターステッカー |
6.終りに
弊社のメディカル事業部門は、早いもので事業を起ち上げてから20年余り経ちましたが、 ようやく事業の運営も安定軌道に乗り、主要なクライアント様からも入札による継続的な指名を頂けるようになりました。 これもひとえに社員一同の弛まぬ改善への努力と「顧客満足」を増幅できるセールスドライバーになるという弊社の理念に対する 献身の賜物だと心から感謝しています。
以上 |
事業所 所在地一覧 |
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〇本社 | 埼玉県志木市本町6−6−14 | ||||
☎048-471-3026 | FAX048-471-3043 | ||||
〇川越事業所 | 埼玉県川越市笠幡4061−8 2F | ||||
☎049-232-3270 | FAX049-232-3272 | ||||
〇伊奈寿事務所 | 埼玉県北足立郡伊奈町寿3−19 ことぶきマンション104号 | ||||
☎048-788-2443 | FAX048-788-2452 | ||||
〇高萩ステーション | 埼玉県日高市高萩1920−1 | ||||
連絡先:川越事業所まで |